報道によると、Microsoftは米国時間6月18日、自社製のタブレットをロサンゼルスで開催のイベントにおいて発表するという。
もしこれが事実なら、Microsoftの通常のビジネスモデルとは異なっている。同社の場合、デバイスの発表についてはデバイスメーカーに任せるのが普通だからだ。PC分野ではたいていそうだ。
また、これまでのところ「Windows 8」と「Windows RT」のタブレットも同様だった。例えば、先週開催されたCOMPUTEX TAIPEIでWindows 8のタブレットやハイブリッド機のデモを行っていたのは、AcerやASUSTeK Computerといった企業だった。
だが、The WrapやAllThingsDの報道によれば、Microsoftには別の計画があるという。
記事によると、Microsoftは自社製タブレットが必要だと判断し、ハードウェアの設計にも関わっていくことにしたという。The Wrapは、「Microsoft製のタブレット」により「手強い競争相手であるAppleと直接競合する」ことになると報じている。
これが本当の話なら、実際そうなるだろう。Appleはソフトウェアとハードウェアの両方を設計しているため製品の品質管理を徹底することが可能で、多くの場合、Microsoftとそのハードウェアパートナーを大きくリードすることに成功している。
Microsoft製タブレットは、「Windows」デバイスのメーカーを苛立たせる可能性もある。現在、Hewlett-Packard(HP)、Dell、Lenovo、東芝、Nokiaなど多くのPCメーカーが、Windows 8やWindows RTを搭載するさまざまなタブレットやハイブリッド機の開発に取り組んでいる。これらのデバイスの多くは、Microsoftが2012年後半にWindows 8を発表すると同時に発売される見込みだ。
Microsoftには、「Courier」と呼ばれるタブレットの開発プロジェクトを2010年に中止した不名誉な過去がある。
Microsoftはコメントを拒否している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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