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NTT Com、「OpenFlow」活用した企業向けクラウドサービス

藤井涼 (編集部)2012年06月11日 17時55分
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 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は6月11日、ネットワーク仮想化技術「OpenFlow」などを活用した企業向けクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」を、6月29日から提供すると発表した。ネットワーク仮想化技術をデータセンター内だけでなく、データセンター間のネットワークにも採用した世界初のプライベートクラウドサービスになるという。

 このサービスは、NTT Comが提供する企業向けVPNサービス「Arcstar Universal One」と直結しており、顧客はサービスの利用に必要なクラウドへの接続回線を無料で利用できる。また、データセンター間のネットワーク仮想化技術を活用した新たなサービスメニューとして、海外のデータセンターへバックアップできる「グローバルデータバックアップ」も利用できるという。

 サーバ(CPU、メモリ、ディスク)やネットワーク(仮想ファイアウォール、仮想ロードバランサー、仮想ネットワーク)などのリソースを、極めて小さい単位で必要に応じて利用できる。たとえば、VR(バーチャルリソース)の場合、CPUは1GHz単位、メモリは1Gバイト単位、ディスクは50Gバイト単位から利用可能となっている。分単位での時間従量課金制を採用しており、顧客は無駄なコストを削減できるとしている。

  • 「Bizホスティング Enterprise Cloud」の特長

  • 必要なICTリソースを最小単位で利用できる

  • メニュー構成と料金

 またカスタマーポータルによって、顧客は仮想サーバやネットワークの利用状況を一元的に把握し、自由に設定できるという。各種リソースの利用状況に応じて、リアルタイムで適切なリソースに設定を変更できるため、即座にシステム全体のパフォーマンスを向上させることが可能。今後は、NTT Comが提供するネットワークやデータセンターなどの各種サービスにも対応する予定だという。


NTT Com クラウドサービス部ホスティング&プラットフォームサービス部門長の関洋介氏

 NTT Comでは、同サービスをグローバル共通仕様で全世界に展開していく。まず、日本、香港のデータセンターでサービスを開始し、2013年3月までに米国、英国、シンガポールなど8カ国9拠点まで拡大する予定。各クラウド拠点間はNTT Comの広帯域バックボーンで接続され、さらにネットワーク仮想化技術を導入することで、世界中のICT基盤をあたかも1つのクラウドとして利用できるようになるとしている。

 同日の記者発表会で登壇したNTT Com クラウドサービス部ホスティング&プラットフォームサービス部門長の関洋介氏は、「香港やシンガポールに対しても、1人のITマネージャがすべてのデータセンターに入って、その中の監視ができたり、設定変更ができる。究極はそういった世界中のリソースを自由に動かせる環境を提供したい」と語る。

 また、同社は3月にパブリッククラウドサービス「Cloudn」の提供を開始しており、Bizホスティング Enterprise Cloudを提供することで「今後、NTT Comはこの2つのクラウドサービスを柱にして(クラウド事業を)展開する」とした。

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