Googleは米国時間6月5日、モバイルアクセスのオフィスプログラムを提供するクラウドベース企業Quickofficeを買収したと発表した。
Quickofficeのソフトウェアを使用すると、「Microsoft Word」「Excel」「PowerPoint」のドキュメントを携帯端末上で表示、編集、作成することができる。
Googleのブログ投稿には、「現在、一般ユーザー、企業、学校は、『Google Apps』を使用してあらゆる場所から、あらゆる人々と、あらゆる端末上で作業している」と記されている。「Quickofficeには、よく使用されるファイル形式とのシームレスな相互運用性を実現するという確立された実績があり、その強力な技術をわれわれのアプリケーション製品スイートに取り込むべく作業を進めるつもりである」(Googleのブログ投稿)
両社は今回の買収によって、同アプリケーションを「Google Docs」を含むGoogleの既存サービスに統合しようと考えている。
Quickofficeの共同創設者であるAlan Masarek氏は5日付けのブログ投稿で、「Quickofficeを、いつでもどこでもドキュメントを表示、編集、同期、共有するためのユーザーフレンドリーかつシームレスで、しかも強力な手段として構築するために、かなりの労力を費やしてきた」と述べた。「このビジョンがユーザーに受け入れられていることを、非常に光栄に感じている。われわれは今、Googleとの新たな章に進もうとしている。Googleの直感的なソリューションがもたらす魔法にQuickofficeの強力な製品を組み合わせることによって、いつでもどこでも利用可能な生産性に向けたわれわれの共通のビジョンをますます拡大させることができる」(Masarek氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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