デルは6月5日、個人向けPC「Inspiron」シリーズ4機種を発表した。同日より発売する。
同社が力を入れているウルトラブックのラインアップには、新たにDVDドライブを備えた「Inspiron 14z」を発表。3月に発表した「XPS 13」に続く製品で、14.0インチHD WLED光沢液晶モニタ(1366×768)、CPUには、第2世代のインテル Core i3プロセッサと第3世代のCore i5/i7を搭載したモデルが用意されている。最厚部で21mm、重量1.87kgとなっている。バッテリ稼働時間は最大約7時間30分としている。カラーはムーンシルバーとファイアレッドの2色。価格は、Core i3を採用したスタンダードモデルが6万9980円~、256GバイトのSSD、Core i7を搭載したプラチナSSDモデルが10万9980円。
このほかにも携帯性とパフォーマンスを重視した「Inspiron 13z」(スタンダード:5万4980円、プレミアム:5万9980円)、デュアルコアCPUを採用したメインストリームノートPC「Inspiron 15R」(ベーシック:4万9980円~、プラチナ・ブルーレイ:7万4980円)、17インチの大画面ディスプレイを搭載した「Inspiron 17R Special Edition」(7万4980円~10万4980円)がラインアップする。
いずれも、Windows 7 Home Premium Service Pack 1 64ビット正規版がプリインストールされており、6月2日から2013年1月31日まで期間で実施される「Windows 8優待購入プログラム」が適用される。
デルのマーケティング統括本部 コンシューマー・スモールビジネス マーケティング本部 本部長の加藤裕一郎氏は、「ウルトラブック市場でナンバーワンを獲得したい」と力を込める。
内閣府の経済社会総合研究所による「消費動向調査」によれば、テレビの世帯浸透率が99%で1世帯あたりの台数は2台以上なのに対し、PCは80%を超える程度で、1世帯あたり1台ほどとなっていることから、「まだまだポテンシャルはある」と見る。
高速起動、長時間のバッテリ駆動時間、軽量化を特長とするウルトラブックは、家庭内での普及を目指すマーケティング戦略として必要なものを兼ね備えているとした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」