Research In Motion(RIM)は、2013会計年度第1四半期(6月2日締め)で営業損失を計上する見込みだと発表し、スマートフォン事業の立て直しに苦しむなか、直面する山積みの障害について説明した。
運命の逆転は、かつて人気を誇った「BlackBerry」のメーカーに、試練の時期を与えている。現行の「BlackBerry 7」OS搭載携帯電話は販売が落ち込み、「BlackBerry 10」搭載製品の登場はまだ何カ月も先という状況で、RIMは製品発売の谷間の苦しい時期を耐えるしかない。
最高経営責任者(CEO)のThorsten Heins氏は同社の声明文で、「現行の競争的な環境は、市場における出荷量の減少と高度に競争的な価格設定力学という形で、当社の事業に影響を及ぼしている」と述べた。同氏はまた、人員削減の可能性を警告したが、2012年中のBlackBerry 10製品ラインの発売に対応するため従業員の追加も計画していると述べた以外、詳細はほとんど明かさなかった。
RIMは、事業と財務のアドバイザーとして、J.P. MorganおよびRBC Capitalと契約した。同社はまた、「戦略的なビジネスモデルの選択肢」を検討していることに言及したが、これは将来的な販売契約に向けて模索中という意味でしばしば使われる企業用語だ。
Heins氏とRIMは、次世代のBlackBerry 10プラットフォームが同社と製品への関心を呼び戻すことを期待している。
悪い材料ばかりではない。RIMは、主に低価格帯の国際市場に牽引され、同社の契約者数が7800万件に増加したと述べた。同社の「BlackBerry Messenger」サービスも、ユーザー数が5900万人に増加した。
RIMは現地時間の6月28日に、2013会計年度第1四半期の決算を発表する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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