パナソニックは5月29日、テレビ「ビエラ」シリーズに、VODサービス「もっとTV」に対応した「スマートビエラ」3シリーズ7機種を追加した。全機種無線LANユニットを内蔵する。6月下旬に発売する。
発表されたのは新開発の「フル・ブラックパネルIII プラス」を搭載したプラズマテレビ「ZT5」シリーズ2機種、「IPSαパネル」とバックライトエリア制御技術を採用した液晶テレビ「WT5」シリーズ2機種、「IPSパネル」とLEDバックライトを備えた液晶テレビ「X50」シリーズ3機種になる。
ZT5とWT5は、通常の「らくらくリモコン」に加え、タッチパッドを備えた「ビエラタッチパッドリモコン」を同梱。カーソルの位置をスムーズに動かせるため、インターネット上での操作に最適としている。3D再生にも対応し、2D-3D変換機能も装備。3Dグラスは別売になるが、フルHD 3Dグラス・イニシアチブ規格に準拠したBluetooth方式の3Dグラスを使用できる。
ZT5シリーズは65V型の「TH-P65ZT5」(店頭想定価格:65万円前後)と、50V型の「TH-P50ZT5」(同:41万円前後)をラインアップ。従来製品の「VT3」シリーズに比べ、明るさの最小単位を4分の1にし、微妙な明るさの違いも表現できるとしている。ネイティブコントラストは550万対1。映像メニュー「オート」にしておけば、明るい環境でもセンサが稼働し、色の彩度を上げて色鮮やかな映像を再現できるとしている。地上、BS、110度CSデジタルチューナは3基搭載。2番組同時裏録に対応する。
液晶テレビのWT5シリーズは55V型の「TH-L55WT5」(同:47万円前後)と、47V型の「TH-L47WT5」(同:35万円前後)の2機種を用意。3D対応4倍速液晶パネルは、バックライトの光漏れを抑え、従来よりもさらに引き締まった黒を表現できるとのことだ。バックライトには、スキャン専用の導光板を新たに採用し、バックライト領域を縦方向8ブロックに分割した8相バックライトスキャンを搭載し、残像感を大幅に低減させた。地上、BS、110度CSデジタルチューナは3基搭載。
X50シリーズは、32V型の「TH-L32X50」(同:7万6000円前後)、23V型の「TH-L23X50」(同:6万円前後)、19V型の「TH-L19X50」(同:4万8000円前後)の3機種をそろえる。地上、BS、110度CSデジタルチューナは2基を装備。
全機種ともにシンプルWi-Fi搭載のデジタルレコーダー「ディーガ」と組み合わせれば、無線LAN環境がなくてもワイヤレス接続し、別の部屋でもテレビ放送や録画番組を視聴することが可能。USB HDD録画にも対応し、録画した番組は「お部屋ジャンプリンクサーバー」機能により、別室のビエラなどに転送し視聴することもできる。
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