東芝は5月10日、液晶テレビ「REGZA」シリーズに、55V型の4K2Kテレビ「55XS5」を追加した。3840×2160ピクセルの解像度で超高精細映像を再現する。発売は6月下旬。店頭想定価格は75万円前後になる。
REGZAシリーズでは、2011年10月にグラスレス3D視聴に対応した4K2Kテレビ「55X3」を発表しており、本機は4K2Kテレビの第2弾。3D再生は非対応で、55X3も併売される。
東芝デジタルプロダクツ&サービス第一事業部国内企画・マーケティング部の本村裕史氏は「55X3の発売以来、4K2Kテレビの認知が上がってきており、3Dまではいらないが最高画質のテレビは欲しいというニーズが出てきている」と話す。55XS5は、そうした声に応えたシンプルな最高画質テレビだ。
4K2K超解像処理技術を備え、フルHD解像度の映像を4倍の画素で映し出すことが可能。通常のデジタル放送やBlu-ray Discの映像再生時でも4Kの高精細画質を再現できる。
本体には地上デジタルチューナ3基、BS、110度CSデジタルチューナ2基を搭載。USB HDD接続による番組録画ができ、地上デジタル放送であれば、2つの番組を同時録画しながら、視聴チャンネルを自由に選ぶことができる。USB HDDは4台まで同時接続が可能。通常のDRモードに比べ約4倍の長時間録画にも対応する。
テレビで録画した番組を「REGZA Tablet AT700/AT3SO」やスマートフォン「REGZA Phone T-01D/IS11T」で視聴する「レグザリンク・シェア」も実現。Blu-ray Discレコーダー「レグザサーバー」と組み合わせれば、高画質処理をテレビとレコーダーで分担し、さらなる高画質再生ができるとしている。
55V型ながら、ナローベゼルの採用により横幅が125.3cmと従来の47~50V型と同等のスペースに設置可能だ。本体にはHDMI端子4系統、USB端子2系統に加え、4倍画素QFHD映像入力アダプター接続用拡張端子も搭載。4倍画素QFHD映像入力アダプタ「THD-MBA1」と専用ケーブル1本で接続することができる。
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