「resizeMyBrowser」は、現在表示しているブラウザの画面を指定サイズに切り替えるサービスだ。利用頻度の高い画面サイズがプリセットされており、クリックひとつで切り替えることが可能なので、デバイスごとに表示領域を確認する用途のほか、スクリーンショットを撮る前に画面サイズを調整するなどの用途に利用できる。
サイトのトップページを開くと、3列×5段にわたって、さまざまな画面サイズを記したボタンが表示されている。例えば「320 x 480 iPhone 3G/3GS」「1366 x 768 Some Laptops」といった具合だ。それぞれのボタンをクリックすると、ブラウザの内寸がこれらのサイズになるよう切り替わる。機能は基本的にこれだけだ。
例えばプレゼン資料でウェブサイトのスクリーンショットを撮る際は、本サービスを使って画面サイズを1024×768に切り替えるようにする、といった具体的なルールを策定しておけば、資料作成の途中でブラウザをいったん閉じるなどして表示サイズがわからなくなってしまった場合でも、ワンクリックで元の大きさに戻せるようになる。スクリーンショットのサイズが統一されることで、ひとつのページに複数枚のスクリーンショットを並べた場合でもまとまりが出ることだろう。
またウェブサイト制作において、特定のデバイスごとの表示領域を確認したい場合にも役立つ。例えばiPhone 4Sでどこまでの領域が実寸表示できるか確認したい場合は、画面上の「960 x 640 iPhone 4」をクリックしてサイズを変更し、そこに任意のページを表示させてみるといった使い方だ。むしろこちらの用途のほうがメインといえそうだ。
トップページにプリセットされている画面サイズは若干古いデバイスが多く、例えば新しいiPadの画面サイズである「2048×1536」などは登録されていないが、手動での登録にも対応しているので、必要に応じて追加するとよい。登録したサイズはcookieに保存されているので、cookieが削除されない限り、ブラウザをいったん閉じても記憶されたままになるので、引き続き利用できる。
できることは非常にシンプルだが、ウェブサイトの表示確認といった主の用途以外にも、上で述べたようにスクリーンショットのサイズを統一する用途など、アイデア次第でさまざまな用途に応用できる。画面サイズはウィンドウの内寸だけでなく外寸、つまりウィンドウの外枠を指定することもできるので、用途に応じて切り替えることも可能だ。ウェブ制作者やナレッジワーカーの人にとっては、知っておくと便利なサービスだと言えるだろう。
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