米Yahooは、提供開始から1年にも満たないデジタルニューススタンドアプリケーション「Livestand from Yahoo!」の提供を終了する決定を下した。
同社は米国時間5月25日付けのブログで今回の決定を発表し、Livestandで何がうまくいき何がうまくいかないのかについて多くを学んだと述べた上で、「ここで得た知見を、Yahooの全体的なモバイル戦略により適合した将来の製品開発に積極的に生かしていく」と記している。
このアプリケーションは、AppleのApp Storeで4つ星を獲得しているものの、Yahooが2012年中の提供終了を計画していた最初の製品の1つとなった。
Yahooはブログの中で、「モバイル製品優先の開発モデルへと移行しつつある」と述べ、その具体的な例として同社が先ごろ発表したブラウザ「Axis」を挙げた。
ブログではさらに、「間違いなく、当社にとって最優先とは言わないまでも優先順位が非常に高い項目の1つは、モバイルユーザーのために技術革新を行うことだ。使っているのがフィーチャーフォン、スマートフォン、タブレットのどれであろうとも、またさらに言えば、『iOS』アプリケーション、『Android』アプリケーション、モバイルウェブブラウザのどれを使っていようともだ」と述べられている。
YahooがLivestandを公開したのは、同社の経営について将来がやや不確かな状況にあった2011年11月のことだった。同社は先ごろ、経営体制を刷新し、Ross Levinsohn氏が暫定最高経営責任者(CEO)に就任した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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