PFUは5月25日、個人向け文書スキャナ「ScanSnap」シリーズの新エントリモデル「S1300i」の販売を開始した。オープン価格だが、同社直販サイトの価格は2万7800円。
S1300iでは、ScanSnapからiPadやiPhoneに直接PDFを保存できるアプリ「ScanSnap Connect Application」のAndroid版を使えるようになっている。ScanSnapのスキャンボタンを押すだけでPCを操作することなく、PDFファイルを直接保存できる端末が広がることになる。
ScanSnapではこれまでクラウドサービス連携としてEvernoteやGoogleドキュメント、Salesforce、SharePoint Online、SugarSyncに対応している。これらに加えて今回のS1300iではDropboxとも連携できるようになった。選択肢を増やすことで、ユーザーが使っているクラウドサービスを選びやすくしたと説明している。
Windows対応限定だが、「ScanSnap Folder」と呼ばれる連携機能も搭載されている。ScanSnap自身をPC内のフォルダと位置付けて、クラウドサービスやアプリケーション上で文書を直接電子データを扱えるようにする機能になる。
例えばWindows Liveのメールでファイルを添付する場合、「ファイルを添付」ボタンをクリックすると、ScanSnap Folderが表示される。テクリックすると、添付したい原稿をワンプッシュで読み取ることができ、保存されたファイルがメールに添付されるという使い方ができる。
今回のこれらのソフトウェア機能は、現行のS1500/S1500M/S1300/S100にも対応。アップグレードプログラムがウェブサイトから無料でダウンロードできる。
S1300iはスキャン速度も向上。従来製品の1.5倍となる1分あたり12枚(A4型カラー、150dpi)でスキャンできるようになっている。
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