iPhoneの標準カレンダーとの同期も--高機能なタスク管理アプリ「Pocket Lists」

 「Pocket Lists」は、シンプルで直感的な操作性を備えながら、iPhoneの標準カレンダー、Toodledo、Google Taskとも同期が取れる高機能なタスク管理アプリだ。タスクをリストごとに管理できるほか、「ストリーム」としてタスクとカレンダーの予定を併せて時系列で一覧できる。もちろん、ToodledoやGoogle Taskを使っていなくても、単体のタスク管理アプリとしても十分に使える。

ストリーム画面。期限が設定されたタスクとカレンダーの予定を一覧できる。
ストリーム画面。期限が設定されたタスクとカレンダーの予定を一覧できる。

 Pocket Listsで、Toodledo(無料で利用可能なタスク管理サービス)とGoogle Task(Gmailの画面から利用できる簡易的なタスク管理サービス)を利用するには、「設定」画面であらかじめアカウント情報を入力しておく。Toodledoの各フォルダとGoogle Taskのリストが、リスト画面で1リストとして表示され、各リストに加えた変更は、それぞれのサービスにも反映される。表示されるタスクを条件で絞り込んだり優先順位で並べ替えたりすることはできないが、手動でリストを並べ替えることは可能だ。

 リストとタスクを追加するには、画面右上の「+」アイコンをタップする。タスクを入力し、「次へ」キーをタップすれば、自動的に次のタスクの入力状態になるので、素早く複数のタスクを入力する場合に便利だ。また、テキストエディタやウェブページなどから、複数行のテキストをコピーしてPocket Listsにペーストすると、自動的に1行ごとに個別のタスクに変換される。さらにユニークなのが、写真のOCR機能だ。タスクの入力画面でカメラアイコンをタップすると、カメラまたはカメラロールから写真を取り込んで、画面のテキストをOCR処理し、それをタスクに変換できる。処理できるのは英数字かつ印刷された文字のみではあるが、レシピ本の材料を撮影して買い物リストにする、といったことがあっという間に完了する。

 「ストリーム」画面では、期限が設定されたタスクとカレンダーの予定が、時系列で表示されるので、その日1日(あるいはその日以降)の行動を順番に追うことができる。まるで、自分専用の秘書に「次の予定は○○です」と教えてもらっているような感覚だ。突発的な予定が入っても、ストリーム画面からタスクを簡単に追加できるほか、タスクを延期することも簡単。ここまで臨機応変に対応できるタスク管理アプリは、なかなかない。筆者の場合は、朝起きてまずはPocket Listsのストリームを確認しないことには、1日が始まらないほど頼りにしている。予定もタスクも一緒に管理したい、でも複雑なことはしたくないという人にぴったりだ。

  • リスト画面。ToodledoのフォルダとGoogle Taskのリストが表示されている。どのサービスとも同期しないリストも作成可能。

  • リスト一覧。タスクを左右にスライドするだけで、タスクのレベルを上下できる。

  • タスクには位置情報とそのリマインドを設定可能。位置情報によるリマインドの過信はできないが、あれば便利だ。

  • タスクを素早く延期したいときには、おおざっぱな見積でも期間をサッと選べるこの方法が楽だ。

  • 設定画面。アイコンに残タスクの数を表示したり、通知音を設定したりできる。

  • 「自然言語」をオンにすると、時間をテキストとしてタスクと一緒に入力すれば、自動的に時間を期限に設定してくれる。

>>「Pocket Lists」のダウンロードはこちらから

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