世界最大のソーシャルネットワーク企業Facebookが米国時間5月18日、ついに株式公開した。取引は順調なスタートを切ったものの、初日の株価の推移はそれほど劇的な展開にはならなかった。
Facebookは同日、新規株式公開(IPO)にあたり、1株38ドルで売り出しを開始した。公開直後に同社の株価は12%高の42.5ドルに上昇し、一時は43.2ドルの高値を付けた。
しかし、株価はまもなく急落して売り出し株価近くまで引き戻したが、再び上昇傾向となり、米国東部標準時の昼ごろまでに41ドルをわずかに上回った。The Wall Street Journal(WSJ)は、FacebookのIPO引受会社による株価の買い支えがあったことを、情報筋の話として伝えた。
午後入ってその後は株価の伸びは再び鈍化し、取引終了間際には売り出し株価近くまで押し戻され、わずか0.6%高の38.23ドルで取引を終了した。
Facebookは1株38ドルで売り出したことで、160億ドルもの巨額の資金を調達することが可能となり、インターネット企業として史上最大規模のIPOとなった。
Facebookが売り出し株価を発表したのは17日のことだった。さらに、同社は、株式公開で4億2120万株を売り出すことを発表しており、評価額は1041億ドルとなっていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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