「ペイパル・マフィア」から「フェイスブック・マフィア」へ - (page 4)


参考:フェイスブック・マフィア

Former Facebook Hands Capitalize on Buzz - WSJ
Quora Taps Thiel and Facebook Connections to Raise $50 Million - Bloomberg
A Circle of Tech: Collect Payout, Do a Start-Up - NYTimes
Ex-Facebook insiders building next wave of Silicon Valley firms - LA Times
Facebook Ties to Instagram Already Ran Deep - WSJ
Why Youth Has an Advantage in Innovation & Why You Want To Be a Learn-It-All - Above The Cloud

参考:ペイパル・マフィア

「PayPal Mafia」というと、たいていはThiel氏、Hoffman氏のほか、Elon Musk(イーロン・ムスク:PayPal共同創業者の1人、現在は電気自動車のTesla Mortorsと宇宙旅行用ロケット開発のSpaceXのCEO、それに住宅用太陽発電システムをリースするSolarCityの会長も務める)氏、さらにMax Levchin(マックス・レヴィチン:ペイパル共同創業者、2004年に立ち上げたSlideを2011年にGoogleに売却)氏などの名前がすぐに挙がってくるところ。

The Money Network(PDF) - NYTimes

このNYTimesの記事にPayPal Mafiaを中心としたシリコンバレーの相関図が載っている。たしかLinkedInの株式公開のタイミングで作成、掲載されていたはずで、ソーシャルネットワークに引っかけて「マネーネットワーク」のタイトルがついている。

参考:ピーター・ティール

No Death, No Taxes - The libertarian futurism of a Silicon Valley billionaire. - Vanity Fair
Contrarian Investor Shuns Hot Idea for Bigger Picture - NYTimes
Palantir, the War on Terror's Secret Weapon - Businessweek

ユダヤ系のThiel氏については、「スタンフォード大学時代からの知り合いで、PayPalの仲間だったReid Hoffman氏から、『オレはちょっと(お金を)出せないけど、お前ちょっと出してみる気ない?』といわれ、なんだかよくわからないままFacebook(の当時社長だったSean Parker)に切った50万ドルの小切手が、いまでは17億ドル程度に化けている」といった小ネタ(エピソード)の持ち主でもあると同時に、かつて「本業」にしていたヘッジファンド(PayPalを売り抜けて手元にのこった比較的わずかな元手で始めたもの)のほうは、一時期70億ドル程度まで運用金額を伸ばす手腕をみせたものの、リーマンショック後も逆張りを続けたのが災いして、あっという間に資金を減らし「結局は解散に等しい状態になった」とか、米国の国防・安全保障関連の各機関が御用達とされるシステムのベンダー、Palantirの支援、さらに人間を「永遠に生きさせる」研究を続けるSingularity Instituteの支援、はてはリバータリアンとしてどこの国の政府からも介入を受けない海上の人口国家実現に取り組むSeasteading Instituteの支援と、話題にことかかない人物である。The New Yorkerの特集記事のタイトルが「No Death, No Taxes」となっているのは、そうしたこと(支援)を指す。

人によっては、Thiel氏のこちら側のネットワークのほうが面白いと感じるかもしれない——『スピリチュアル・マシーン コンピューターに魂が宿るとき』などのRay Kurzweil(レイ・カーツワイル)氏とはSingularityつながり、またSeasteadingではMilton Friedman(ミルトン・フリードマン:新自由主義経済の文脈で引き合いに出されることが多いノーベル経済学賞をとった学者)の孫にあたるPatri Friedman(パトリ・フリードマン)氏とつるんでいる、とか。

なお、Facebookから追い出されたSean Parker氏を引き取るような形で、自分のFounders Fundに席を与えたことは、いまやあまりに有名かもしれない。

参考:リード・ホフマン

A King of Connections Is Tech's Go-To Guy - NYTimes
For LinkedIn Founder Reid Hoffman, Relationships Rule the World - WIRED

2004年にSean Parker氏からFacebookへの出資を頼まれたのを断った(代わりに、Peter Thiel氏を紹介した)ことを、「これまでの人生でもっとも高くついた判断」というHoffman氏(ただし数万ドルは出資)、その後はFlickrやLast.fm、Zynga、Grouponなどに早い段階でしっかり投資して、その目利きぶりを存分に発揮、といった話がでてくる。

親友でリバタリアンのThiel氏とはほぼ正反対の価値観をもつとか、大金持ちになったいまでもホンダのふつうの自動車に乗っているとか、も。

参考:イーロン・ムスク

How Elon Musk Turned Tesla Into the Car Company of the Future - WIRED

Teslaでトヨタ自動車との提携に至る経緯の詳細は、かなり脚色の効いたものとも思えるが、一読の価値がある。

Why Tesla Motors Is Betting On The Model S - Fast Company
Shooting for the Stars - WSJ
After This Weekend's Launch, Here's What's Next For SpaceX - Forbes

Space Xの「Dragon」というカプセル(国際宇宙ステーションとドッキングさせる計画)も今週末に打ち上げ予定。

参考:ショーン・パーカー

AGENT OF DISRUPTION - Forbes

Forbes誌の売り物のひとつである「大富豪特集号」の巻頭を飾ったSean Parker密着取材記事。

Shawn Fanning(ショーン・ファニング)氏とともにNapsterで音楽業界をひっくり返し、また映画「ソーシャルネットワーク」ではJustin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク)さんにどこかキザったらしいキャラクターを演じられたりと、世間には「優等生」とは対極にある人物といった印象が残るParker。

良くも悪くも変わり者であることに間違いなさそうだが、Facebookの株式公開へ至る経緯を改めて思い出すと、この人物の貢献度の大きさに改めて感心、といった思いも浮かぶ。

その他の参考情報

'PayPal Mafia' Gets Another Boost From Yelp, Facebook - Bloomberg

今年春にあった口コミサイトYelpの株式公開で、PayPal Mafiaの連中——同社創業者兼CEOのJeremy Stoppelman(ジェレミー・ストップルマン)氏や、会長のMax Levchin氏が大きなリターンを得ることに、といった話。

Meet the PayPal mafia - Fortune

2007年11月のFortune誌の特集。ここで初めて「PayPal Mafia」という言葉が確定、定着したらしい(上記Bloomberg記事の説明)

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]