競合であるIntelが第3世代「Core i」シリーズプロセッサ(「Ivy Bridge」としても知られている)の第1弾をローンチした今、AMDも自らのプロセッサアップデートを発表した。これらの新しいパーツは、以前「Trinity」という開発コード名で知られていた「A-Series」APU(Accelerated Processing Unit)の第2世代だ。
AMDはこのところ、CPU(中央演算装置)の代わりにAPUという用語を用いている。APUは、CPUとディスクリートレベルGPUが統合されている、という意味だ。
「A4」「A6」「A8」「A10」と名付けられた、これらの新しいノートPCプロセッサは、前世代のAMD APUチップの2倍の性能を持ち、ノートPCで最大12時間のバッテリ駆動時間を提供するとしている。消費電力17Wのデュアルコア、25Wおよび35Wのクワッドコアという3つのバージョンが用意される。
GPUの部分は、「AMD Radeon HD 7000 Series」グラフィックスカードをベースにしており、「DirectX 11」をサポートする。物理的に別個のグラフィックスカードと組み合わせるデュアルグラフィックスモードは、必要に応じて性能を高めたり、バッテリ駆動時間を長持ちさせたりすることができる。これは、NVIDIAの「Optimus」テクノロジが専用グラフィックスと統合グラフィックスを組み合わせる方法に似ている。
さらに、AMDはソフトウェアメーカーと協力して、「Google Chrome」や「Firefox」「Internet Explorer 9」「VLC Media Player」「Photoshop CS6」といったアプリケーション向けの動画およびパフォーマンス最適化プラグインの開発にも取り組んでいる。また、同社はAPUプラットフォームについて、動画の再生、編集、エンコーディングに最適であると宣伝している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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