インテルは5月10日、六本木ミッドタウンで開催した「インテル フェスタ 2012~Ultrabookの時代が来た~」の中でNECやソニーの未発表機種を含む最新ウルトラブックを展示した。報道向けイベントの後は、六本木ミッドタウンの一般来場者もウルトラブックに触れることができた。
展示された機種は13メーカー18機種。そのうち、NECパーソナルコンピュータの「LaVie Z」は同日発表となったウルトラブック。ソニーは“参考出品・発売前モデル”として型番などは明らかにしていないが「VAIO」のウルトラブックを展示した。レノボはすでにウルトラブックを発売しているが、参考出品として第3世代Coreプロセッサ搭載機種の「IdeaPad U310」を展示した。
NECのLavie Zは13.3型液晶を搭載するウルトラブック。マグネシウムリチウム合金をボディに採用、詳細スペックは未発表だが本体質量999g以下を実現予定。今夏に発売予定としている。
ソニーはシリーズや型番も明らかにせず、本体のみ展示。サイズから13.3型と思われ、金属製のボディをまとっている。搭載プロセッサも明らかにしていないが、ウルトラブックとして展示された機種のため、第3世代Coreプロセッサ搭載とみられる。
レノボは型番を明らかにしていないが、本体に記された型番からIdeaPad U310とみられる。同社の現行のウルトラブックである「IdeaPad U300s」はインテルCore i5-2467Mを搭載するが、展示された新型では第3世代Coreプロセッサーを搭載する。
報道向けイベントでは、インテル社長の吉田和正氏が挨拶にたち、ウルトラブックの3つの特徴の「スタイリシュ、すぐ使える、快適な性能」を説明した。スマートフォンやタブレットでは情報を検索できるが、そこから新しいものを創出していくのは難しいとPCの優位性をアピールした。
さらに「今までのパソコンは、重かったり、立ち上がるのに時間がかかったり、ちょっと格好悪かったりしたが、それを解決しているのがウルトラブック」と語り、ウルトラブックを「モバイルパソコンの未来の姿の始まり」と位置付けた。
イベントのゲストとして、モデルでタレントの西山茉希さんがウルトラブックを手に登場、ウルトラブックについてトークセッションが行われた。西山さんは「機械ってものに触れて生きてなくて……」とPCに縁がない生活を告白した。しかし、ウルトラブックを見て「自分で持ち歩きたくなりますし、自分でもそういう生活に早くならないとという焦りはあるので」と気持ちが動いたようだ。
ウルトラブックを手にした感想を「ホントに薄いんですよ!」と興奮気味に語り「シュッとしているんですよ」と印象を話した。薄さについては「バッグの中の物が多いので、何か一つ場所をとられるとすごい困る」と話し、ウルトラブックの薄さに期待を寄せた。
身近な男性がウルトラブックを持っていたらどうするかという問いには、「あっ、ウルトラブックじゃんって、声をかけます」と話し、「使いこなしている人は、ちょっとオシャレさんなのかな、最先端で敏感な方なのかなって思いますね」とウルトラブックを持つ男性への印象を語った。
イベントの最後はCMキャラクターのトラダンス。今回のイベントのテーマで西山さんがスイッチを押すと始まることとなっていたが、詳細は知らされていなかったようで、突如として現れた100体のトラダンスに西山さんも会場もかなり驚き、湧き上がった。
イベントは5月10日午後に一般向けにも開放された。各ウルトラブックに触れることができるほか、トラダンスのステージも披露された。5月12日~6月17日の土日は、全国18カ所のイオンモール、ららぽーとでUltrabook Touchイベントを開催する。
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