KLabは5月9日、同社が提供するソーシャルゲームでのすべてのコンプリートガチャ(コンプガチャ)を5月末で終了することを発表した。以降、コンプガチャを行わないことも決めている。
コンプガチャを巡って、同社は消費者庁から中止などが要請された場合、従う方針をすでに表明している。
同社は、監督官庁から指導、要請される前に業界側が自主的に規制することが望ましいとの意見を表明。そのため消費者庁の判断や動向に関係なく、自主的にコンプガチャを停止すべきと判断、今回の決定に至っている。
通常のガチャとコンプガチャの売上高は区別できないと説明している。だが、コンプガチャを導入前後で比較すると、売り上げが15%程度向上していることから、すべてのコンプ制を廃止した場合、ガチャ部分の売り上げは15%程度下がると予測している。
ただ、ソーシャル性やイベントなど本来のゲーム性を強化することで、この下落はある程度防げるという。この点も考慮して、同社のソーシャル事業全体の単月の売り上げの下落は5%以下におさまると説明している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」