サン電子は5月7日、新規事業のセンサ部門から極微小静電容量近接センサLSI「ZQprobeシリーズ SS1018」と、組込みに適したM2M通信アダプタ「Rooster-P100(仮称)」を、第15回 組込みシステム開発技術展にて出展すると発表した。組込みシステム開発技術展は、5月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催される。
ZQprobeシリーズ SS1018は、5月8日からサンプル出荷が開始される極微小静電容量近接センサ用のLSIだ。独自の極微小な静電容量を検出する技術により、80cm離れた対象物も検知可能にしたという。また、外来雑音や水濡れに強く、住まいの水回りなどの製品への応用も可能で、これまで多くの静電容量センサでは実現できなかった利用シーンでのセンシングを可能にするとしている。
組込みシステム開発技術展では、ZQprobeシリーズ SS1018を使った人感センサや液量測定装置などを、用途例として展示するとしている。
Rooster-P100(仮称)は、ファーウェイのモジュールを搭載し、RS-232Cのインターフェースを実装する。搭載モジュールはNTTドコモFOMA網でサービス提供しているMVNO事業者でも利用が可能で、これまでに培った技術を活かして制御機能や、遠隔からのFWアップロード機能、ログ情報の保存機能など、組込みで無人運用を想定した特長を備える。
工場・事業所などの電力(BEMS)や温度などの計測データの送信、管理など、クラウド端末としての利用シーンを想定しているという。
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