サン電子は12月1日、ソフトバンクモバイルの3G通信網に対応したM2Mモジュール「EM701」(ファーウェイ・ジャパン製)を搭載した3Gモデム「Rooster-A800」を発売すると発表した。12月中旬にサンプル出荷を開始予定だ。価格はオープンで、サンプル価格は台数によるが1台あたり2万円弱の見通しという。
Rooster-A800は、自動販売機や決済端末向けの組み込み製品だ。ソフトバンクモバイル3G通信網の下り最大384kbpsと上り最大64kbpsのパケット通信に対応。RS-232Cコネクタ(D-sub9ピン、オス)を搭載し、ダイヤルアップ発信等の制御をATコマンドで行える。
また、EM701の搭載によりショートメッセージサービス(SMS)に対応する。SMSによる少量のテキストを送受信することでパケット通信機能のみでは実現できなかった利用シーンへの対応が可能になったとしている。また、ソフトバンクテレコムの提供する閉域網サービス「ULTINA IP-VPN」に接続可能だ。
サン電子は同日、ファーウェイ・ジャパンと3G通信モジュールの販売代理店契約を締結したと発表している。
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