サン電子は10月22日、モバイルルータ「Roosterシリーズ」で培った技術をもとに、M2M(Machine to Machine)市場に本格参入し、通信モジュール製品を開発していくと発表した。
第1弾として、NTTドコモが提供するFOMAユビキタスモジュール「FOMA UM01-HW」を搭載したパケット通信専用の3Gモデム「Rooster-A100」を11月中旬に発売する。音声通話には対応しない。
FOMA UM01-HWの内蔵に加え、RS-232Cコネクタを搭載した。速度は、下り最大384Kbps(ベストエフォート)、上り最大64Kbps(ベストエフォート)の通信性能を備える。シリアル通信のATコマンドでのデータ通信、SMS(ショートメッセージサービス)機能にも対応。外部アンテナと接続できるアンテナコネクタや電源コネクタを装備し、産業機器や監視用装置などに組み込みやすくしたという。
価格は、販売する台数にもよるが、1台あたり1万6000〜2万円。従来製品と比較して低コストのため、導入コストを抑え、さまざまな分野で3Gモデムを活用できるとしている。
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