Facebookは、同社の9億人のユーザーが臓器提供に関する意思表示を自分の「Timeline」で共有できるようにする、まさに「命を救う」ための新しい機能を提供開始した。
世界最大規模のソーシャルネットワークであるFacebookは現在、米国と英国のユーザー向けに、プロフィールページに人生の体験談を公開できるようにし、 各ユーザーの地域における正式な臓器提供サービスへの登録を促すリンクを提供している。
Facebookの創設者であるMark Zuckerberg氏と最高執行責任者(COO)を務めるSheryl Sandberg氏はABC Newsへの寄稿で、人々がFacebookを利用して「膨大な数の体験談、最新情報、写真」を共有する様子や、「同じツールとソーシャルダイナミクスを利用して自分のコミュニティーにおける重要な問題や課題を解決する」様子に大いに「感銘を受けた」と記している。
Zuckerberg氏は、2011年10月にすい臓がんで亡くなったAppleの共同創設者Steve Jobs氏との間に築いた友情が、啓発活動にFacebookを利用することへの原動力の1つとなったと述べた。
「小さなネットワークとしてスタートしたものが、コミュニケーションと問題解決のためのこれほどまでに強力なツールに進化するとは、まったく予想できなかった」
米保健社会福祉省によると、臓器移植を待つ米国居住者の数は11万4000人以上にもなるという。「臓器提供者が足りないという単純な理由で、1日あたり平均18人という、これらのうちの多くの人々が移植を待ちながら亡くなってしまう」とZuckerberg氏とSandberg氏は述べている。
両氏はFacebookの力を利用することによって、この人数を減らしたいと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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