「Firefox 13」のベータ版が米国時間4月26日にリリースされた。同ベータ版では、「SPDY」がデフォルトで有効となっており、Homeページのような起動時にデフォルトで表示されるページに対する大きな変更や、開かれているタブに対するメモリ管理の改善もなされている。
デフォルトでSPDYを有効にすることで、該当プロトコルをサポートしているサイトにアクセスした場合、従来よりも迅速に表示されるようになる。また、SPDYはHTTPの後継となるプロトコルであり、すべてのサイトに対してSSL暗号化プロトコルを用いるため、HTTPよりもセキュアなプロトコルともなっている。
新たなHomeページは「about:home」と入力することでも表示され、ページ下部の容易にアクセスできる場所にFirefoxの主要機能が数多く配置されている。それらは、Downloads、Bookmarks、History、Add-ons、Sync、Settingsとなっている。
他の主要ブラウザが、よく訪問するサイトのタブ表示にさまざまな工夫を凝らすようになって久しいが、Firefox 13においてようやくNew Tabページに対話性が盛り込まれた。また、他のブラウザに負けまいとするかのように、New Tabページで表示される訪問サイト一覧でページのサムネイルをピン留めして表示位置を固定できる機能や、表示したくないサムネイルを削除する機能も追加されている。
また、タブの復元プロセスにも変更が加えられ、以前のセッションを復元する際に、メモリに自動的にロードされないようにもなっている。
Firefox 13は6月の第1週中にベータ版から安定版へと移行する予定になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス