新たな報道によると、Microsoftは6月に開催されるゲームカンファレンスElectronic Entertainment Expo(E3)で新しい音楽配信サービスを公開する計画だという。
技術系ブログのThe Vergeが複数の情報筋の話として伝えたところによると、現時点で「Woodstock」という開発コード名で呼ばれているこのサービスは「Xbox」ブランドを冠し、「Windows 8」「Android」「iOS」、さらにはXboxユーザーに音楽のストリーム配信を提供するという。The Vergeはこのサービスが「Facebookと密接に統合される」予定で、ブラウザプラグインなしで動作するとしている。
米CNETは2月の時点で、新しい音楽配信サービスを立ち上げるMicrosoftの計画について報じていた。当時Microsoftと音楽レーベル各社の交渉は準備段階だったが、複数の情報筋は米CNETに対し、このサービスが2012年のいずれかの時点で開始される予定だと述べていた。
The Vergeの情報筋によると、Microsoftのサービスには「スキャン&マッチ」機能も盛り込まれる予定だという。これは「iTunes Match」に似た機能で、ユーザーは自らの既存の音楽ライブラリに含まれている楽曲が、新サービスのプラットフォーム内に収録されているかを検索できる。
Microsoftはこれまでも「Zune Music Pass」や「URGE」で音楽ストリーミング配信分野に挑んできたが、控えめに言っても限られた成功しか収めていない。今回の新サービスでストリーミング市場に参入することによって、同社はSpotifyやPandoraなど、すでに定着している多くの競合サービスとの競争を迫られる。言い換えると、成功の前に立ちはだかる壁はいささか高いものになりそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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