「The Internet Hall of Fame」(インターネットの殿堂)が米国時間4月23日、正式に発表され、Vint Cerf氏、Tim Berners-Lee氏、Mitchell Baker氏、Brewster Kahle氏などの情報技術の分野の著名人が受賞した。同賞は、Internet Societyが30名を超えるウェブのパイオニアやイノベーター、世界普及の功労者をたたえて制定した初の賞であり授賞式が開催された。
Internet Society(ISOC)の会長兼CEOを務めるLynn St. Armour氏は、声明で「インターネットの先駆者、イノベーターそしてリーダーが集うこの歴史的な式典は、非凡な視野と功績の大きさを象徴している」と述べ、「受賞者は、非常に多様なバックグラウンドを持ち、多くの多様な国を代表しているが、各個人はそれぞれの仕事に非常に大きな情熱を持っている」とした。
受賞者は9カ国から、博士号の取得者11名、書籍著者11名、アカデミー賞受賞者1名、ノーベル賞受賞者1名を含む顔ぶれとなっている。Internet Societyは、賞は次の3種類のカテゴリに分け表彰した。インターネットの初期の設計や開発に功績がある人、ウェブを普及するための技術的、商業的、政策的に圧倒的な進歩を促した人、インターネット利用の世界的な成長に貢献した人々である。
The Internet Hall of Fameの授賞式はスイスのジュネーブで開催された。Linus Torvalds氏やPhil Zimmerman氏のような予想されていた受賞者のほか、オンライン求人広告のCraigslistの創設者であるCraig Newmark氏や、Internet Societyが、「一般のインターネット利用拡大のために資金を提供する法案の提出における重要な支持者」と語った元副大統領のAl Gore氏など、サプライズのある受賞者もいた。
全受賞者と彼らの略歴は、 Internet Hall of Fameのウェブサイトから参照できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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