仕事用新SNSのBranchOutが考えるLinkedIn対抗戦略

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年04月20日 10時58分

 新興企業のBranchOutは、パーソナルソーシャルネットワークを提供する。同サービスはより大きな露出と適切な額の資金によりLinkedInを追い抜くことができると、同社の最高経営責任者(CEO)は主張する。

 BranchOutの使命はユーザーの求職活動や同僚とのつながりを支援することにあり、LinkedInと似ている。しかし、BranchOutがLinkedInと少し異なるのは、単独のウェブサイトとしてではなく、Facebookアプリとしてだけ提供されているという点だ。

 これは、制限となる要素だと一部では見られるかもしれない。しかし、同社CEOのRick Marini氏は異なる考えを持っている。Marini氏がBusiness Insiderに語ったところによると、同氏は、Facebookが持つ8億5000万ユーザーに対する露出により好スタートが切れると考えているという。同氏は理由として、人気SNSのFacebookには、より多様な仕事を探すより多様な人々がいることを挙げている。

 Marini氏は、「LinkedInは素晴らしい会社で、労働者の10%に向けて素晴らしい仕事をしている」とBusiness Insiderに対し語っている。「しかし、世界の残りの90%はFacebookにいる。これらの人たちに、われわれが仕事用プロファイルを提供することができる」(Marini氏)

 また、BranchOutは、成長を加速させるため、資金も集めている。2500万ドルを複数の投資家から得たばかりで、過去2年間で同社が得た資金は、合計で4900万ドルになるとBusiness Insiderは伝えている。

 BranchOutは高い目標を持っているが、認知度や人気の面で、LinkedInにまず立ち向かえるようにならなければならないという課題に直面している。現在のところ、同アプリは、登録ユーザーを約2500万人獲得している。LinkedInの場合、1億5000万人となっている。

 しかし、BranchOutは成長している。同社のモバイルHTMLアプリは、多くのユーザーを集め、専用アプリもiOSなどのモバイルプラットフォームに対応している。

BranchOut 提供:Screenshot by Lance Whitney/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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