LinkedIn、好調な第4四半期決算を発表

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 湯本牧子 福岡洋一2012年02月10日 10時17分

 2011年に新規株式公開(IPO)を行った他のいくつかの大手ソーシャルメディア企業と異なり、LinkedInには減速する兆しが見られない。

 LinkedInが報告した2011年第4四半期決算(2011年12月31日締め)では、純利益が690万ドル(1株あたり6セント)となった(決算報告書)。非GAAPベースの売上高は1億6770万ドル、1株あたりの利益は12セントで、前年同期の8170万ドルから105%増加した。

 ウォール街では、売上高を1億5970万ドル、1株あたりの利益を7セントと予想していた。

 2011年通期の売上高は前年の2億4310万ドルから115%増加して5億2220万ドルとなり、非GAAPベースの利益は1株あたり35セントだった。ビジネスに特化したソーシャルネットワークであるLinkedInの会員数は、2011年12月31日の時点で1億5000万人を突破している。

 今後の見通しについて、LinkedInは2012年第1四半期の売上高を1億7000万〜1億7500万ドルと予測している。

 2012年通期では、売上高が8億4000万〜8億6000万ドルになると見込んでいる。

 要点は次の通りだ。

  • LinkedInは、ソフトウェア開発および展開プロセスの再構築における新たな段階を完了した。これは社内で「InVersion」と呼ばれているもので、2012年の製品革新を加速させる基盤となる。
  • 「Talent Pipeline」を発表した。現在パイロット段階にあるこの新しいソリューションにより採用担当者や雇用責任者は、情報入手先にかかわらず、積極的に求職活動をしている応募者もそうでない候補者に対しても同様に管理や追跡を行い、こうした人材と連絡を取り続けることが可能になる。
  • 第4四半期には国際的プレゼンスを拡大し、新たに3カ所(東京、インドのバンガロール、ブラジルのサンパウロ)でオフィスを開設するとともに、5つの言語(日本語、スウェーデン語、インドネシア語、マレー語、韓国語)を追加した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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