ブックマークサービス「Pocket」、完全無料で登場--「Read It Later」の後継として

Jaymar Cabebe (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年04月18日 14時52分

 ここに紹介する「Pocket」は、非常に人気のあるブックマークツール「Read It Later」の後継サービスだ。Read It Laterと同じくらいシンプルで、プラットフォーム互換性がある、この新しく生まれ変わったサービスは、さらに機能を追加し、完全に新しいデザインのインターフェースを備えている。

 Read It Laterになじみがない人のために説明すると、これは信じられないほど便利なアプリで、有用と言える場面は数え切れない。例えば朝の通勤中に、すぐに読み終えられない(またはそうしたくない)長文記事を見つけたとしよう。その記事をRead It Laterのリストに追加して、後で読めばよい。あるいはスマートフォンでネットサーフィンをしている時に、HD映画の予告編を見つけたとしよう。それを自分のRead It Laterのリストに追加して、後でデスクトップコンピュータから見ることができる。Read It Laterは常に、そのシンプルさとクロスプラットフォームの互換性が長所とされてきた。どこでも、いつでも、どんなデバイスでも簡単に使うことができたのである。

 米国時間4月17日の発表によれば、ありがたいことに、Read It Laterで好評だった機能はすべてそのままだ。実際にPocketには、以前のアプリの中心的な機能がすべて搭載されているうえに、数多くの大きな改良がなされている。一番わかりやすいのは、Pocketがビジュアルインターフェースの面でRead It Laterよりはるかに優れていることだ。色やアイコン、パネル、フォントなどがすっきりとした新しいアプリは、コンテンツがより魅力的であるだけでなく、読みやすくなっている。

 そしてPocketは単に見た目を変えただけでなく、新しい機能を提供している。新たに、お気に入りの設定やタグの付与、複数アイテムの削除を同時に行える一括編集機能を搭載している。これはパワーユーザーにとってはかなりの時間の節約になる可能性がある。また、リストをコンテンツの種類ごとにフィルタリングできるので、動画や画像、記事といった種類だけを表示するよう選ぶことができる。

 最後になるが、Pocketは全ユーザーが完全に無料で利用できる。これは、無料バージョンと有料のProバージョンがあったRead It Laterとは異なる点だ。つまり、リストの容量に制限はなく、検索やソート機能がロックされることはない。


提供:Pocket

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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