Googleは「Google Books」プラットフォームの再販プログラムを廃止しようとしている。これにより、独立系書店の(命運を左右する可能性もある)追加的な収入源が事実上断たれることになる。
Googleの製品管理およびデジタル出版担当ディレクターであるScott Dougall氏は「INSIDE Google Books」ブログで、「(これまでの結果に基づけば)再販プログラムが多くの読者や書店のニーズに合っていないことは明らかだ」と説明している。
今回の変更により、数多くの端末に大量の書籍を提供して最良の電子書籍体験を構築することに全力を注げるようになる。書籍は今後も『Google Play』ストアにおいて、アプリ、音楽、映画と並んでコンテンツの主要な柱となる。また(購入先に関係なく)顧客はこれからも、ウェブ、携帯電話、タブレット、互換性のある電子書籍リーダーで、電子書籍にアクセスして購読することができる。
Googleには16の再販パートナーがおり、いずれも引き続きGoogle Book searchの「Buy this book」欄に表示され、Google BooksのAPIを無料で利用できるという。PaidContentは、米国小売書店協会(ABA)に加盟する350を超える独立系の書店も、このプログラムに参加してサイト上で電子書籍を販売していることについても述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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