職場からSNSへのアクセスをブロックすべきでない10の理由 - (page 2)

Jack Wallen (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎2012年04月05日 07時45分

5. 協調作業

 ソーシャルネットワーキングは社内での連携を容易にするが、ユーザーが世界全体と協調作業をすることも可能にする。わたしは数えきれないくらいこれを経験している。アイデアに詰まると、わたしはTwitter上のフォロワーやFacebookに呼びかけ、回答の洪水を得る。これは無料だし、素早い。

6. 社会調査

 企業は常に社会の鼓動を感じ取っている必要がある。従業員にソーシャルネットワーキングを使わせることで、これを実現できる。実際、目の前で変化しつつある世論にさえ、すぐにアクセスすることができる。これも、自分の会社が到達できる範囲を広げる(経費のかからない)方法の1つだ。

7. スキルの向上

 会社も従業員も、ソーシャルネットワーキングを効果的に利用する方法を知らなくてはならない。なぜなら、われわれの社会は、人生にソーシャルメディアが組み込まれる方向に向かっているからだ。読者は、自分の会社と従業員に、そのトレンドの最前線にいて欲しいはずだ。今後、従業員がソーシャルメディアを使って製品のマーケティングと販売を行わなくてはならなくなることもあるかもしれない。日常的にソーシャルメディアを使っていれば、従業員はトレーニングを施さなくてもソーシャルメディアを熟知しているはずだ。

8. 透明性

 世界は透明性を求めている。これは、ビジネスと政府のあらゆるレベルで見られることだ。従業員のソーシャルネットワーキングへの参加を許すことは、従業員の社交サークルに対して、従業員の雇用維持と幸福を重視しているということを端的に示す。今日の消費者と社会は、こういったことを重視する。しかし、もしある企業が従業員の声を故意に押し込め、セキュリティの壁と情報ブロッキングの背後に隠したと消費者が思えば、反発が起きる。透明性は顧客忠誠心を高めるのに効果があると同時に、コミュニティ内でビジネスをする相手としての、顧客からの信頼にもつながる。

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