空飛ぶ自動車「Transition」のメーカーであるTerrafugiaから、空港での行列にうんざりしている裕福な旅行者に良いニュースがある。
Terrafugiaは、試作機の「D2」が3月、初めての飛行を行ったことを発表し、これは向こう1年以内に同機の商用利用を可能にするという目標への一歩であると述べている。同社の技術者は、Transitionでニューヨークのプラッツバーグにあるプラッツバーグ国際空港周辺を8分間の飛行を行った。
Transitionは複座の自家用機で、一般道路や高速道路を走ることが認められており、無鉛ガソリンで空中飛行も路上走行もできる。同機は、路上走行時には翼を折りたたんで、全高約6フィート(約1.8m)、全幅7.5フィート(約2.3m)、全長19フィート(約5.8m)となる。
TerrafugiaのTransitionのような乗り物は、まったく新しい輸送手段をもたらすかもしれない。人々は自宅から空港まで路上走行した後、別の空港まで飛行し、また路上を走って最終目的地まで向かうことができるようになるかもしれない。
この空陸両用の車は今週、ニューヨーク国際自動車ショーで公開される予定である。
試作機は2台あり、この試作機のプログラムは、Terrafugiaが生産準備のために行っているテストの一部である。Transitionの初飛行は2009年に実施されている。
同社はこの乗り物を27万9000ドルで販売したいと考えており、1万ドルの手付金で申し込める。同社は、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)から「空陸両用の航空機」としての各種の例外適用を受けている。同機は路上走行時に、1ガロンあたり35マイル走る。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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