パナソニック、ブリヂストンサイクル、ヤマハ発動機の大手3メーカーに限れば、電動自転車の価格帯の中心は約10万円と言える。ただしデザインが凝っていたり、高度な変速機を搭載していたり、子供を乗せることが可能な車種になると、もう少し高くなる。
ここではハイエンドに12万5800円のブリヂストンサイクル「アシスタリチウムロイヤル」、ボリュームゾーンに9万7800円のパナソニック「ビビ・SX」、エントリーモデルに8万9800円のヤマハ発動機「PAS ナチュラ T」を代表に選び、性能を比べてみることにしよう。
バッテリ容量と走行距離は、アシスタリチウムロイヤルが8.9Ahで46㎞(オートエコモード)、ビビ・SXが5Ahで33㎞(ロングモード)、PAS ナチュラ Tは2.9Ahで16㎞(オートエコモードプラス)となる。
アシスタリチウムロイヤルはアシスト力もブリヂストンサイクルのレベル表示で満点の6なので、バッテリ容量の差に比べると走行距離の伸びはほどほどだが、価格が高いほどにバッテリ容量が大きく、走行距離が長くなるという公式が成り立つと言えるだろう。
最近の電動自転車マーケットで目立つのが、デザインにこだわった車種の登場だ。少し前までは、電動自転車と言えばいわゆる「ママチャリ」タイプしか選べなかったが、今では趣味としてチョイスしたくなる製品が増えてきた。
その代表格がヤマハ発動機の「PAS Brace-L」だ。2008年に発売されたPASブレイスの進化形で、クロスバイクを思わせるデザインはとても電動自転車とは思えない。
8段変速、フロントサスペンション&ディスクブレーキ、液晶マルチファンクションメーターなど、スポーツマインドを盛り上げる装備にも注目だ。14万9800円とやや高価だが、それだけの価値がある車種と言えるだろう。
一方ブリヂストンサイクルの「リアルストリームmini」は、ミニベロ(折りたためないタイプの小径車)の愛称のある小径タイプ。X字型のクロスミキストフレーム、バスケットの装着もできるフロントキャリアなど、ファッショナブルな仕立てが目を引く。10万8800円という価格も手頃でうれしい。
パナソニックの「リルト BE-ENWS03」のような折り畳みタイプもある。リアルストリームminiと同じ20インチなので、小柄な人でも扱いやすいだろう。折り畳み式ということで、重量は20㎏と電動自転車としては軽めに抑えてある。価格も9万9800円とリーズナブルだ。
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