「GALAXY Note」が大画面・ペンを採用した理由--4月にもAndroid 4.0へ - (page 2)

4月中旬にAndroid 4.0へバージョンアップも

  • GALAXY Note

 GALAXY Noteのコミュニケーションメッセージは「Phone? Tablet? Feel Free It's Galaxy Note!」だ。タブレットより小さく、これまでのスマートフォンよりも大きく、なおかつ専用のスタイラスが付属する。サムスンはGALAXY Noteでこれまでにない新しいジャンルを開拓したと意気込む。

 キム ジョン イン氏は、「カテゴリネームはこれまでなかった。だからこのカテゴリは“Note”だと。サムスンがNoteというカテゴリを作った」と語った。

 なお、「GALAXY Note」というネーミングを決定するまでには、「Dialy」などの候補もあったというが、「アナログ的ながらも新しい価値を与えたかった。最初からノートという名前は第一候補として、ある程度決めていた」とした。

 今回採用されたOSは、Android 2.3だ。タブレット向けの「Android 3.0 Honeycomb」ではない理由として、「あくまでもプライマリデバイスで、スマートフォンとしての位置付け」(キム アルム氏)としている。

  • GALAXYシリーズの累計台数は250万台

 4月中旬にもAndroid 4.0(Ice Cream Sandwich)へのバージョンアップを予定しているという。「韓国だけでなく、くヨーロッパ、日本向けにも準備をしている。ただし、キャリアとの交渉が要る。われわれは早くやりたい気持ちでいっぱい」(キム ジョン イン氏)と明らかにした。

日本でも成功となるか?GALAXY Noteにかける意気込み

 3月28日に行われた発表会の中でNTTドコモ プロダクト部長の丸山誠治氏は、スマートフォンの累計販売台数が1100万台を超えたと語った。「GALAXYシリーズは、スマートフォンやタブレットを牽引している代表的な製品。累計台数も250万台にのぼる」と明らかにした。これまでの日本市場においてフィーチャーフォンではマイナーな存在だった同社が勢いづいている今、同社がGALAXY Noteにかける期待感や意気込みは相当なものだ。

  • 韓国で販売されているオプションのフリップカバー

 日本市場向けには、通常の背面カバーに加え、背面のカバーと一体化したオレンジ色の「フリップカバー」の2種類が付属。このフリップカバーは海外ではオプション品として販売されているもので、取り付けるとまさにノートや手帳のような印象になる。これは、同社が目指すノートや手帳に代わる存在であることを印象付けるための戦略の1つだ。

  • 製品デザインを担当したパク サン シク責任研究員

 製品 デザインを担当する責任研究員のパク サン シク氏は、「デザイン的に見た目がスリムに見えるようにした。手帳のようなアナログの感じを出すためにフリップカバーを採用した。また、S Penをビルトインするかどうかも考えた。ペンを入れることでデザインが変わったと思う」と語っている。

 GALAXY Noteは、日本向けのカスタマイズとしてワンセグを搭載しているが、おサイフケータイ機能には対応していない。「検討しているが、おサイフよりも機能が大事。GALAXY Noteにもおサイフケータイの機能が重要といわれたら積極的に考える」(キム アルム氏)と語った。

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