ニューヨークでは、米国時間3月14日からテレビ番組がウェブ経由で見ることができるようになった。
テレビ番組を無線でストリーミング配信する「Aereo」がサービスを開始した。これが意味するのは、同サービスを著作権侵害で提訴していた多くのテレビ局が、同サービスの開始を阻止できなかったということだ。
しかし、Aereoの勝利は長続きしないであろう。筆者が聞いたところでは、テレビ局側が請求しているサービス差し止めを求める仮処分について5月28日に公判が予定されているという。もし請求が認められた場合、公判が終わるまでの間、Aereoはサービスを停止せざるを得ないであろう。
ニューヨークにある大手テレビ局の多くは3月上旬、Aereoに対して起こされている2件の訴訟のうちの少なくとも1件に加わった。テレビ局側は、同サービスの開始差し止めを求める仮処分を裁判所に請求している。ABC、CBS(米CNETの親会社)、NBC、Fox、PBSなどのテレビ局は、12ドルで利用可能なAereoが「その利用者に向けて有料で放送信号を受信、変換、再送信する無許可のインターネット配信サービス」で自社の番組を利用することで著作権法に違反している、と主張としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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