Encyclopaedia Britannicaは米国時間3月13日、同社百科事典「Encyclopaedia Britannica」の印刷版を廃止すると発表した。同社は、オンラインの百科事典と学校向け教育カリキュラムに集中することになる。
同百科事典は244年前、学問的な知識を一般にも広めたいと3人のスコットランド人が始めたものである。The New York Timesによると、継続的に刊行されている英語の百科事典としては最も古いという。
同百科事典の印刷版は2010年版で最後となるが、The New York Timesによれば、フルセットの価格が1395ドルで、これまでに8000部しか販売されていないという。4000部が売り切れるまで在庫として残っているという。
Encyclopaedia Britannicaのデジタルパッケージには、対応範囲の拡大、付録、全文検索、ハイパーテキストリンク、ユーザーインタラクションなどの機能がある。完全な「Encyclopaedia Britannica」パッケージは、「iPad」「iPhone」「iPod touch」向けのアプリからもアクセスできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」