昔から英語力は世界的に活躍するためには必要なので勉強した方が良いと言われていたが、近年は社内言語を英語に切り替えたり、昇進の条件として英語力を求める企業も本格的に増えてきた。特にIT企業においては遅かれ早かれ英語がビジネスを行う上での共通語となることが予想される。そんな英語力を向上させる一つの方法としてTOEICで高得点を取ることを目標にする勉強法がある。
「English Upgrader」は、TOEICを運営する財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(ETS)が公式にリリースしている英語学習アプリ。そのため教材としてのクオリティも非常に高く、TOEICの得点を伸ばしたいと考えている人にはピッタリだ。しかも、アプリは無料なのでダウンロードして間違いなく損しないと言える。英語学習のきっかけを作って、簡単に楽しく学習したいと考えている人のために「美人単」を以前紹介したが、本アプリは本気で英語能力の向上を目指すビジネスマン向けだ。
アプリの内容は、「同僚から留守電を聞く」「新プロジェクトについての説明」というように全12個のTOEICライクの問題が用意されており、それぞれの問題に対して「リスニングモード」と「クイズモード」の2つの学習方法が用意されている。
「リスニングモード」では、問題文が英語で読み上げられ、これを聞き取る訓練ができる。この時、英語の問題文、日本語の訳文、フレーズ一覧をタブで切り替えて見ることができる。そのため聞き取れない部分があれば英語の問題文を読み、意味の理解できない部分があれば日本語の訳文を確認し、理解に必要な英熟語やキーワードを覚えつつ効率良くリスニング力を磨くことができるだろう。
「クイズモード」では、スキットを聞いた上でクイズに答えることで、会話をきちんと聞き取り、理解できているのか確認できる。実際のTOEICの試験に近い形で学習できるのが良い点だ。クイズは3択で、3問の理解度チェック問題と、17問のフレーズチェック問題、合計20問からできている。フレーズチェック問題はスキット内で使われていた意味を選択していくものとなるが、「リスニングモード」で一度学習していれば、答えられる内容となっている。きちんと覚えているか確認するのに有用だ。
アプリ画面下の「Phrases」からは全12個の問題で登場したフレーズをすべて確認することができる。フレーズをタップすれば、詳細な意味や例文が表示され、覚えにくいものは星マークをつけてお気に入り登録することができる。
無料でここまで実用的な英語学習アプリはなかなかない。電車内などのスキマ時間を活かしてEnglish Upgraderとスマホで英語学習を始めてみてはいかがだろうか。
>>English Upgraderのダウンロードはこちらから
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