TOEICのリスニング対策にも役立つ「TOEIC presents English Upgrader」

 English Upgraderは、TOEICテストを運営する財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が提供する英語学習アプリ。ポッドキャストで公開されている第1部全12回分が1つのアプリにまとめられている。会社での会話を中心とした実践的な内容で、TOEICのリスニング対策として役立つだけでなく、一般的なビジネス英語の学習にも役立つ。

  • 無料とは思えないボリューム

 メインの学習機能には、「リスニングモード」と「クイズモード」がある。「リスニングモード」では、英語による会話と日本語による解説を聞いて学習する。また、英語のスクリプトを確認したり日本語訳やフレーズ一覧を確認したりできる。

 「クイズモード」は、TOEICのリスニングパート形式になっており、スキットを聞いて3択のクイズに回答する。前半は、内容の理解を確認するクイズ、後半は、フレーズの意味を問うクイズになっている。TOEIC対策として学習する場合は、クイズモードにチャレンジしてから、リスニングモードで解説を聞くのがお勧めだ。

 各回に登場する重要なフレーズは、一覧でまとめられている。各フレーズの右側には星印があり、タップすることで「お気に入り」にできる。このお気に入りの順番や、アルファベット順などで、フレーズを並べ替えることも可能だ。覚えておきたいフレーズをお気に入りにして、覚えたらお気に入りから外せば復習も簡単だ。

 スキットのレベルは、まったくの初心者向けではないが、TOEICのリスニングパートでは、このレベルのリスニングが要求されると思われる。TOEICの点数をアップさせるには、リスニングパートから攻めるのが効率的なので、もう少しリスニングの点数をアップさせたいと思う人には最適だろう。

 1回分が約10分前後と短いため、通勤時間などのすきま時間を使った学習に利用しやすい。TOIECの点数を昇進の条件とする企業も多いため、なるべく的を絞って効率的な英語学習をしたいと考えるビジネスパーソンには、うってつけの教材だ。12回分を終えて、さらに続きの勉強がしたいと思ったら、第2弾、第3弾がポッドキャストとして公開されているので、そちらを利用するのがよいだろう。

  • リスニングモード。英語と日本語を切り替えてスクリプトを確認できる

  • クイズモード。TOEIC形式の問題に慣れる練習にもなる

  • フレーズを確認して理解を深めよう

>>TOEIC presents English Upgraderのダウンロードはこちらから

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