Zinioは、デジタル版の雑誌を購入して読むことのできるアプリだ。いったん購入した雑誌は、PCはもちろん、iPhoneでもiPadでも(その他のスマートフォンでも)読むことができる。日本の雑誌も販売されているが、特に英語圏の雑誌は豊富にそろっている。海外の雑誌は、定期購読するとかなり格安で読める場合が多いので、英語学習に雑誌を利用したいといった用途でも、気軽に購入できて助かる。
最初に、Zinioのアカウントを作成する必要がある。アカウントを作成した後は、購入記録がZinioのサーバ側に残されており、iPadやiPhoneからZinioを削除してしまっても再度ダウンロードして読むことができる。購入した雑誌を開くとダウンロードが始まる。多くの場合、かなりデータ量が大きいので、Wi-Fiに接続してダウンロードすることをお勧めする。一度ダウンロードしてしまえば、オフラインで楽しめる。
雑誌の中には、インタラクティブなものもある。たとえば、National Geographic Interactiveのように、ビデオや音声が含まれていたりタップすると写真が変わったりするなど、デジタルならではの面白さがある。ほとんどの雑誌は、そこまでインタラクティブ性にこだわっていないが、そういう雑誌を探す楽しみもある。
Zinioで購入した雑誌は、iPhone、iPad、PCのウェブブラウザなど色々なデバイスから読める。ただし、iPadではビデオが再生されるがiPhoneでは写真表示になっているなど、デバイスによって表示方法が異なる場合がある。たとえば、先に紹介したNational Geographic Interactiveでは、iPhone版の場合、テキストがメインのページでは、読みやすいようにテキストのみの表示に変更できるボタンがある。家ではiPadで、通勤時にはiPhoneで、会社ではウェブブラウザで読むという使い分けをすれば、紙の雑誌を持ち歩くような気軽さがある。購入した雑誌を、Wi-Fiに接続している時に自動的にダウンロードするように設定できるので、外出前にダウンロードしておくといいだろう。
ZinioはiPadで使う方が雑誌を楽しめるが、iPhoneでも十分に使えるのがいい。特に、テキストベースの記事が多い雑誌の場合、どこからでも読めるのは大きな利点だ。また、海外の雑誌を郵送してもらうとコストも時間もかかるが、Zinioならその場で購入できる。仕事の資料として、語学学習の教材として、海外の雑誌を身近なものとして活用できるだろう。
>>Zinioのダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス