Appleの次期タブレットの名称が「iPad 3」ではなく「iPad HD」になるという情報を、米CNETが入手した。
Appleやそれ以外のことに関して過去に信頼できる情報を提供してきたある開発者によると、次期iPadは「iPad 3」と呼ばれるのではなく、HDという名称を使用するという。
それは、Gizmodoの先週の報道(そして、VentureBeatに投稿されたばかりの記事)とも合致する。Gizmodoの報道では、Griffinの近日発売予定の本体ケースリストと思われる一覧が次期iPadを「iPad HD (3)」として記載していること、そして、「Tapatalk」と呼ばれるアプリケーションからの通信使用レポートが同アプリケーションを使用するデバイスリストに「iPad HD」を含んでいることに触れている。
明白な疑問が1つ残る。それは、その名称が既に使われているかどうか、ということだ。Appleは米国やそのほかの国々でiPadという名称に対する権利を所有しているが(ただし中国では現在、その権利の是非が法廷で争われている)、他者がオンラインで新名称を先取りしたということはないのだろうか。
ドメインに関して言うと、その疑問に対する答えはイエスだ。iPadHD.comの所有者が米国時間3月5日、米CNETに述べたところによると、彼は2010年の初代iPad発表より前にそのドメインを登録したという。彼は、それ以来そのドメインを保有しているが、その期間中にAppleからドメインに関して連絡を受けたことは一度もない、と米CNETに話した。
それとは別に、iPadHD.bizにも既に所有者がおり、現在、同ドメインはその名称に入札する方法を提供するドメイン企業を通してパーキングされている。また、iPadHD.co.ukも2010年2月26日に登録済みで(iPad発表の1カ月後)、同様にパーキングされている。
しかし、これらの名称のいくつかに既に所有者がいるからといって、Appleが「iPhone」の発表後にその名称をめぐってCiscoと争ったときのように、登録済みの名称に飛びかかるわけではない。
Appleは過去において、簡単な修飾語を製品名に付け加えることで知られており、新しいiPadをiPad HDと呼ぶことはAppleにとって前例のないことではない。例えば、Appleは「iLife」の一部である「iMovie」ソフトウェアの5度目のメジャーバージョンで720pおよび1080i動画のサポートを追加したとき、ソフトウェア名からバージョン番号を削除して「iMovie HD」に改称した。第2世代の「iPhone」は、第3世代のセルラーネットワークと互換性があることを示すため、「3G」が名称の最後に加えられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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