日本サッカー協会とアディダス ジャパンは2月27日、サッカー観戦を楽しむためのソーシャルアプリ「サッカー日本代表STADIUM」の提供を開始した。App Storeからダウンロードできる。
サッカー日本代表STADIUMは、テレビ観戦をより楽しむためのアプリだ。2月29日の2014 FIFAワールドカップブラジルアジア3次予選(対ウズベキスタン戦)に向けて公開された。
試合観戦をしながら画面をタップをするだけで「やばい!」「いけー!」「ゴール!」など簡単につぶやける「シャウト」機能や、ここぞというシーンで目立った応援ができる「応援バルーン」、ハーフタイムにアプリで流れる動画にあわせてiPhoneをタップし、“応援熱量”を高める演出「みんなでシャウト」などの機能を持つ。もちろん、自分の言葉で自由につぶやくことも可能だ。
また、選手入場や国歌斉唱時などは、アプリ上に「選手入場」といった文字が表示されるなど、スタジアムにいるような臨場感が味わえるとしている。
Twitterまたはmixiに対応。これらの機能を使ってつながっている友人同士で興奮や感動を共有できる。アプリ上から「フレンド」ボタンを押すとフォローしている人またはマイミクのリストが表示され「招待」できるしくみ。誘いたい人を選ぶと相手に「一緒に応援しようよ!」とメッセージが送信される。
アプリの画面には30人まで表示できる。もし友人がいなくても、同じタイミングで応援している人のつぶやきが表示されるという。
iPhoneアプリほかPCからも一部の機能が楽しめる。また6月の2014 FIFA ワールドカップブラジル大会の決勝予選に向けて、Android版アプリの提供や、Facebookへの対応も予定しているという。
アディダス ジャパンによれば、サッカー試合時の1秒あたりのツイート数は伸びており、2011年7月17日に行われたFIFA 女子ワールドカップ決勝「日本対アメリカ戦」は7196ツイート/秒を記録したという。海外でも同様の潮流になってきており、「ソーシャル観戦で感動の共有体験を楽しんでいる人が増えている」という。
そういった背景から、友人同士で楽しめるソーシャル観戦に特化したツールを開発。今回のアプリについて、「ワールドカップの最終予選に向けて今年は大事な年。毎回試合を見るロイヤリティの高いファンは15%程度。ソーシャル観戦を通じて試合を毎回見てもらい、毎回見る習慣を付けることができたらサッカーへの思い入れも深まるのではないか」とし、ソーシャルアプリを通じて日本のサッカー界を盛り上げたいとした。
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