ソニーはMobile World Congressにおいて現地時間2月26日、スマートフォン製品ライン「Xperia」に新たに加わる「Android」端末2機種を発表した。「Xperia P」と「Xperia U」はともにデュアルコアCPUを搭載し、「Xperia S」と同じエレガントなデザインが採用されている。2機種とも今週、スペインで出荷される予定。近距離無線通信(NFC)チップも搭載し、強力なマルチメディア機能を備える。
ソニーによると、Xperia PとXperia Uは多数の優れたエンターテインメント機能を提供し、Sony Entertainment Networkに接続する予定だという。また、「Bravia」グラフィクスを搭載し、ウェブサイト、HD(高精細)映画、ゲームなどのコンテンツが同社のこれまでのどの端末よりもスムーズに表示されるとソニーは述べている。
ただし、Xperiaの2つの新機種には相違点がある。例えば、Xperia Pは「WhiteMagic」とソニーが呼ぶ技術を利用して、画像やテキストを非常に高い輝度で表示する。また、4インチの大きな画面(解像度は960x540ピクセルのqHD)によって、コンテンツを細かい部分まではっきりと表示する。さらに、Xperia Pには8メガピクセルのカメラが搭載され、2Dおよび3Dパノラマの撮影が可能である。
一方Xperia Uは、画面が3.5インチ(854×480ピクセル)とXperia Pよりも小さく、カメラの解像度も5メガピクセルと低くなっている。Xperia UとXperia Pには、NFCチップが搭載されるため、最初にインストールされている「Gingerbread」に代わって最新Android OSである「Ice Cream Sandwich」が両端末に提供されることになれば、「Google Wallet」や「Beam」といった高度な機能が利用できるようになる見込みだ。
1つ残念な点は、両端末に搭載されるのがクアッドコアではなく1GHzのデュアルコアプロセッサであるという点である。ソニーは、Xperia P、Xperia U、および既に発表済みのXperia Sを今週、スペインで出荷する予定である。価格はまだ発表されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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