事業を立ち上げる人やフリーランスの人の多くは上京してしまうケースが多いのが現状だ。だからこそ、横浜にスペースを構えるタネマキでは、地域との結びつきを大切に考えているという。
「もっと地域に密着したビジネスをやっている人たちの集まる場になればいい。だからこそ、コワーキングという働き方の敷居を下げていきたい」(上津原氏)。コワーキングを敬遠していた地元の企業や個人も気軽に集まることこそが新たな可能性を生むというわけだ。タネマキでは今後、税務相談会や地元の弁護士などを呼んだ契約書や規約書の作り方についての相談会なども企画するという。「地元企業と連携して、横浜を盛り上げる一助になればいい」(上津原氏)
コワーキングの敷居を下げ、もっと広く一般の人に対してメッセージを発信しているタネマキは、今後、事業家やフリーランスと地域との結び、そこから新しいアクションを生み出す、「場」として機能していくという。落ち着いた雰囲気の中で作業しつつも、地域と結びついたコミュニティが生まれることこそ、コワーキングの新しい可能性があるのだろう。
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