ソニーは2月23日、350Mbpsの転送速度と受信感度を向上させた「TransferJet」規格対応のLSIを商品化した。スマートフォンなどのモバイル機器向けに展開していくという。出荷時期は8月。サンプル価格は500円になる。
商品化されたのはTransferJet対応LSIの「CXD3271GW」。転送速度が理論上の最高実効速度375Mbpsに迫る350Mbps以上に高速化されたほか、広帯域RF-CMOS技術により、規格値-71dBmを上回る受信感度-82dBm(Rate65受信時)を実現したとのこと。
従来外付け部品であった、RFバラン、送受信RFスイッチなどをLSIに内蔵したことで、搭載機器の部品点数や実装面積が削減され、小型化にも結びついたという。また、従来モデル比で34%の低消費電力化も実現した。
あわせて、Android版ソフトウェアディベロップメントキットの提供も開始し、Android機器への搭載を容易にしていくことも明らかにしている。
TransferJetは、デジタルカメラやパソコンなどの機器同士を近づけるだけで、写真や動画などを高速に転送、共有できるという機能。現在デジタルカメラなどに採用されている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力