jig.jpは2月22日、Android端末向けブラウザアプリ「jigbrowser+」(ベータ版)の提供を開始した。Androidマーケットから無料でダウンロードできる。OSはAndroid 2.2以上に対応する。
jigbrowser+は、これまでフィーチャーフォンを中心にブラウザを提供してきたjig.jpが新たに開発したAndroid向けのブラウザアプリ。
片手で快適なブラウジングを実現するため、ナビゲーションバーをフッターに配置。さらに、お気に入り(ブックマーク)やWebクリップ(ウェブページのデータ)、画像ファイル、ノート(テキスト形式のメモ)の保存も可能だ。画面右側に表示できるメニューを使って、各種のコンテンツを一元管理できる。
保存したコンテンツは友人と共有することが可能だ。ブラウザの画面左側に表示できる「アドレスパネル」には、Android端末の電話帳に登録されている友人の一覧が表示される。そこから友人を選択し、あらかじめ保存していたコンテンツや、現在閲覧中のウェブページを共有できる。jigbrowser+ユーザーの場合は、画面上部のステータスバーを通じて、ユーザーでなければ、電話帳に登録されたアドレスに対してメールを送付して情報を共有するという。
jig.jpといえば、フィーチャーフォン向けのフルブラウザ「jigブラウザ」を2004年から提供する、モバイル向けブラウザ開発の古参。これまで試験的にスマートフォン向けにブラウザ機能を提供していたが、今回サービス名も新たにし、スマートフォン展開を進める。
jig.jp代表取締役社長 CEOの福野泰介氏は、「現在Androidで単体のサービスも提供しているが、それを集約しやすいのはやはり『ブラウザ』。今後自社の各種サービスと連携していく」と戦略を語る。
友人との情報共有に電話帳を利用するというアイデアについては、「カカオトークやLINEといったサービスは意識したが、電話帳はそもそも一般のユーザーでも持っているソーシャルグラフ。フィーチャーフォンでも電話帳を使ったアプリを考えたが、セキュリティの関係上難しかった。そこに原点回帰した」(福野氏)
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