UPDATE Microsoftが2012年に「iPad」向け「Office」の提供を予定しているといううわさを2011年に伝えたThe Daily.comが、続報を報じている。
The Dailyは米国時間2月21日、iPad上で動作するOfficeを少し実際に使用する機会を得たと述べた。また、iPad向けOfficeは「間もなく」、承認を求めてAppleに送付される見込みだとも述べている。The DailyのMatt Hickey氏は、「今後数週間のうちに」リリースされるのではないかと予測している。
更新情報:Microsoftの広報担当者は、The Dailyの記事に掲載されているスクリーンショットは、Microsoftソフトウェア製品の実際の写真ではないと述べた。しかし、同広報担当者は、MicrosoftがOfficeのiPad向けバージョンを開発したかどうか、また、そのような製品がいつ市場に提供されるのかについて、同社はコメントを差し控えているとも述べた。筆者は、The Dailyの編集者であるPeter Ha氏、そして、今回のThe Dailyの記事を執筆したMatt Hickey氏に(Twitterで)応答を求めたが、これまでのところ、両氏からの返答はない。
更新情報2:The DailyのHa氏は、問題の画像について、同サイトがねつ造したものという考えを否定した。さらに、同氏は、iPadアプリのデモを同氏に見せたのはMicrosoft自身ともツイートしている。これを受けて筆者はMicrosoftにもう一度コメントを求めた。同社が画像は本物の製品でないと主張したのは、これが、コンセプトまたはデモ用アプリだからだろうか(これは、Twitter上で@thefakedesが述べた説でもある)。
更新情報3:Microsoftの広報担当者が、前出のコメント以外に提供できる情報はないとの回答をくれた。その一方で、Ha氏は、今後いかなる補足記事の公開も、Microsoftは好ましく思わないだろうと述べた。この話は水掛け論の様相を呈してきた。
さて、話を元に戻そう。
筆者が21日の記事で興味深く感じたのは、iPad向けOfficeに関するThe Dailyの記述が、ARM版Windows 8(WOA)向け「Office 15」に非常によく似ているように思われることだ。提供予定の「スイート」は、「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」の4つのアプリケーションで構成され、「Metro」スタイルのルックアンドフィールとなる予定である(Microsoftが現在、iPad向けに提供しているOfficeアプリケーションはOneNoteのみである)。
Microsoft関係者らは最近、これらの4つのOffice 15アプリケーションがWOA搭載タブレットおよびPCに「含まれる」予定だと述べた。ここでの「含まれる」がどういう意味なのかは明らかではなく、Microsoft関係者らは、これらのアプリケーションが無償になるのか、プリインストールされるのか、OSに組み込まれるのか、あるいはそれ以外の何らかの方法で提供されるのかについて明言していない。
(Microsoft関係者らは、Office 15のリリース予定時期を明らかにしていないが、筆者の情報筋らは、2012年内の製造工程向けリリースに向けて順調に進んでいると述べている。Microsoftが、Officeの「タブレット」SKUをWOA、そして、おそらくはiPadといったタブレット向けに提供するため、同スイートのその他の要素よりも先にリリースするかどうかについても不明である)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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