ディー・エヌ・エー(DeNA)とDaum Communicationsは2月20日、DeNAのソーシャルゲームプラットフォーム「Mobage」の韓国版「Daum Mobage」をAndroid Marketで提供開始した。韓国内のスマートフォンユーザー向けにコミュニティ機能や、ソーシャルゲームを提供する。
Daum Communicationsは、韓国で大手ポータルサイト「Daum(ダウム)」を運営しており、Daumが提供するDaum IDを持っていればDaum Mobageへの登録手続きは不要となる。両社は今後、Daumへのユーザー導線の設置や、Daumのモバイルメッセンジャ「MyPeople」などとの連携によって集客を図る。また、Android Market以外のアプリストアを通した配信や、iOSへの対応も予定しているという。
Daum Mobageへの登録やゲームの基本プレイは無料だが、有料アイテムを利用するにはモバイル端末決済システム「Daum Billing」を通じて、仮想通貨(モバコイン)を購入する必要がある。Daum Billingは、通信キャリア決済、クレジットカード決済、Daumサービス内で利用可能な仮想通貨(Daum Cash)による決済に対応している。
DeNAは、韓国でのサービス開始にさきがけ、現地の開発者向けにゲーム開発エンジン「ngCore」を利用したSDKを提供し、Mobage向けのゲーム開発を支援してきた。今後は、3月中を目標に韓国語のゲーム開発者向けサイトを開設し、ゲームエンジン「Unity」を利用したSDKや、ネイティブアプリ向けSDKを提供するとしている。
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