シーエー・モバイルは2月16日、日常の気になった情報を写真やメモで記録できるスマートフォン向けソーシャルライフアプリ「ally-私を残すメモ-」を提供開始した。iPhoneアプリ(iOS)とAndroidアプリを提供するほか、PC版は2月2日から先行公開されている。
allyは、友達に教えてもらった店舗や雑誌で気になったもの、食事の写真などをメモに残すような感覚で記録できるサービス。投稿する際に「食べた」「買った」「行った」「思った」の4ジャンルから内容を選択する。友人の位置情報つきの投稿に「いいね!」をしておくと、その場所に近づいた際にプッシュ通知してくれるのも特長だ。
同社はこれまで、実名制の位置情報SNSとしてallyを提供してきた。ユーザーが現在地を発信して、お互いの位置を確認できることから、家族間での防災アプリや友人同士で集合する際などに使われることが多かったという。しかし「コアなユーザー層に頻繁に使ってもらえた一方で、クローズなサービスだったため会員数に結びつかなかったことが課題だった」(シーエー・モバイル広報)という。
そこで今回、拡散性を重視したソーシャルライフサービスとしてallyを大幅にリニューアル。特にサービスのデザインにこだわった。「PC版は自宅のコルクボードに写真を貼り付けるようなイメージ。スマートフォン版は持ち運びができるというところから、手帳やノートにメモをどんどん貼り付けるような感覚を意識した」(同)
また、前バージョンで強みとしてきた位置情報は「自分の位置を発信するのではなく、自分の行ったお店の位置を紹介することで、より多くの人が楽しめるようになった」(同)という。シーエー・モバイルでは、サービス開始から1年で100万ダウンロードを目指すとしている。
ユーザー数拡大に向けた取り組みとして、Yahoo! Japanの動画配信サービス「GyaO!」で配信中のトーク番組「よしログ」とのコラボレーション企画を実施する。この企画では、よしログ出演の芸人の中から食べ歩きが好きな芸人や飲食店に詳しい芸人が「よしログルメ隊」を結成。立ち寄った飲食店をallyに投稿し、週1回番組内で報告会を行うという。
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