Operaは、収入源の多様化とモバイル市場への事業拡大という新たなステップに向けて、Mobile Theoryと4th Screen Advertisingという2社のモバイル広告企業を買収したことを明らかにした。
ノルウェーを拠点とするOperaは現地時間2月16日、この取引について、第4四半期決算(2011年12月31日締め)とともに発表した。同四半期において売上高は、前年同期の740万ドルから1040万ドルへと増加した。また、2011年には9万7000ドルの損失があったが、722万ドルの純利益へと転換を果たしている。
Operaが買収した2社は、デマンドサイド広告ネットワークを提供しており、Mobile Theoryは米国に、4th Screenは欧州にそれぞれ注力している。デマンドサイド広告ネットワークは、広告枠を探す広告主に向けて機能する。Operaは2年前、広告主を探すパブリッシャー向けに機能するサプライサイドアドエクスチェンジのAdMarvelを買収している。
Operaは、Mobile Theory(社員数16名)に1800万ドルを現金で支払うとともに、「アグレッシブ」な収益目標額に達したら最大3200万ドルを支払うアーンアウトを加えている。同様に、4th Screen(社員数30名)には、800万ドルを現金で支払っており、最大650万ドルを支払うアーンアウトを加えている。
さらに、Operaはこの買収によって、2つの同社モバイルブラウザ「Opera Mini」と「Opera Mobile」から収益を得るための専門的な技術を得るであろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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