Android 4.0搭載「AQUOS PHONE」のこだわり--3つの重要点

 ソフトバンクモバイルから、Android 4.0を搭載したシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE SoftBank 104SH」(104SH)が2月下旬以降に発売される。シャープは2月9日に説明会を開き、同端末の機能や特徴を紹介した。

  • Android 4.0を搭載したシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE SoftBank 104SH」

 シャープは、2010年冬~2011年春モデルとなる「GALAPAGOS SoftBank 003SH」「GALAPAGOS SoftBank 005SH」からソフトバンクモバイル向けのスマートフォンを開発しており、これまでもワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信を搭載したモデルや、2つ折りのテンキー搭載モデルなど、国内ユーザーの使いやすさに焦点を当てた製品開発を続けてきた。

 「シャープはフィーチャーフォンの顧客に同じようにスマートフォンを使ってもらいたい。そのために日本独自の機能の“全部入り”を目指して、カスタマイズにも力を入れてきた」(シャープ 通信システム事業本部 パーソナル通信第二事業部 商品企画部 部長の林孝之氏)

 一方、104SHではグローバル市場を意識し、開発期間を早めるためにワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信などは搭載していない。また、スペックだけを追求するのではなく、より操作性を高めるために(1)最新のAndroidプラットフォーム、(2)最高のパフォーマンス、(3)先進の使い勝手・デザインを重視したと説明する。

  • シャープ 通信システム事業本部 パーソナル通信第二事業部 商品企画部 部長の林孝之氏

  • ソフトバンクモバイル向けのスマートフォン

  • SHスマートフォンの目指すべき商品像

 まずプラットフォームでは、国内メーカーとして初めてAndroid 4.0を搭載(2月9日時点)。シャープでは、グローバル基準の商品開発体制を構築するため、米国のサンノゼに開発マーケティング拠点を設立し、現地のニーズやトレンドを調査しているという。パフォーマンス面では、1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載したほか、タッチ操作時の追従性を高める「ダイレクトトラッキング技術」を採用することで、画面に指が吸いつくような操作感を実現した。

  • 使い勝手を最適化

 使い勝手の最適化に向けては、使いたいアイコンにカーソルをドラッグすることで、カメラや電話、メールを瞬時に起動できるロック画面を採用したほか、アプリトップメニューをジャンルごとにグループ分けすることで、目的のアプリが探しやすくなっている。名前や番号、応答ボタンを中央に配置し、電話着信時の応答操作も分かりやすくした。ディスプレイは4.5インチと大画面だが、持ち手にフィットするラウンドフォルムと厚さ9mmのスリムボディによって、快適に操作できる。

 1210万画素のフルHDカメラには連写機能を搭載。また、画面をピンチイン/ピンチアウトすることで、ズームイン/ズームアウトできる。「スマートファミリンク」機能にも対応しており、撮影した写真や動画をリビングのAQUOSテレビで視聴することが可能だ。

 ソフトバンクモバイルでは、2月10日~23日の期間中にキャンペーンサイトから購入宣言し、104SHを購入後に応募した顧客にモバイルバッテリをプレゼントする「SoftBank 104SH購入宣言キャンペーン」を実施。また、2月10日からヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店など一部店舗で、104SHのデモ機を先行展示するとしている。

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