Mike Shaver氏は2011年、Mozillaの技術戦略担当バイスプレジデント職を辞してFacebookに移籍することを発表した。
そして今回、同氏のFacebookでの役割が明らかになった。「Android」版アプリケーション開発担当のエンジニアリングマネージャーだ。
Facebookの膨大な会員数を考えると、これほど重要なモバイルアプリケーションは世界に数少ない。同社は2011年12月、Facebookのユーザー数を8億人と発表している。
Shaver氏は米国時間1月13日、Twitterに次のようなツイートを投稿した。「今週からFacebookのAndroidチームでエンジニアリングマネージャーとして働き始めた。クールなことをやっている。目につきやすいものもあれば、そうでないものもある。人材も募集中だ!」
Shaver氏にとってこの新たな職務は、人気の市場(ブラウザ開発およびそれと深い関連があるウェブ開発の領域)から別の市場へと移動することを意味する。スマートフォンの爆発的成長によって、モバイルアプリケーションは現在、インターネットを利用する仕組みとしてかつてないほど重要になっている。
だが、これら2つの領域は、見かけほどかけ離れたものではない。
Mozillaでエバンジェリストを務めるAsa Dotzler氏がShaver氏に「Android版のFacebookアプリケーションをウェブアプリケーションとしてすべて書き直すつもりか?」と質問したところ、Shaver氏は、Facebookアプリケーションはすでに「モバイルサイトのラッパーに近いもの」だが、Facebookにはブラウザがまだソフトウェアに提供していないさらに多くのインターフェースが必要だと答えた。具体的には、通知の送信、モバイル端末に搭載されたカメラの制御、連絡先リストとの情報のやりとりを行うインターフェースがFacebookアプリケーションには必要だとShaver氏は述べた。
カナダ人であるShaver氏は、2011年11月にはFacebookでの勤務を開始できると考えていたが、その時点で正確な入社時期は米国の移民帰化局次第だとの見通しも示していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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