ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は1月13日、2011年5月度から11月度までのスマートフォン向け広告の出稿状況を調査した結果を公開した。調査結果は、同社が独自に策定した基準にもとづいて収集したスマートフォン向け広告のデータベースサービス「SmartPhone Ads Report」によるもの。
調査によると、2011年5月度から11月度までにスマートフォン向け広告を出稿した広告主は、累計で538社、銘柄数では763銘柄となる。11月度単月でみると246社が出稿しており、5月度時点に比べ約1.5倍に増加している。また、各月の出稿広告主のうち、3割前後は前月までに出稿がない新規広告主となっている。
11月度にスマートフォン向け広告を出稿した246社における、PC(バナー広告)とフィーチャーフォン(ピクチャー広告)での広告出稿状況をみると、スマートフォン以外にも出稿している広告主数は172社、シェアでみると69.9%となっており、5月度時点に比べ9ポイント上昇している。
また11月度に出稿した銘柄について商品種類で分類すると、「ゲームコンテンツ」「インターネット関連サービス」「コミュニティ系サービス」「ニュース関連コンテンツ」「電子書籍・コミック」といったコンテンツ関連が多くなっている。
広告素材(1486素材)をタップした後のリンク先情報としては、「アプリのダウンロードページ」が全広告素材の48.3%、「ダウンロードページ以外」が51.7%を占める。また、ダウンロードページにおけるアプリのジャンルをみると、「ゲーム」アプリが30.8%と最も多く、それに「生活・実用」アプリ(26.0%)が続く結果となった。
調査対象となった広告スペースは、主要なアプリ、スマートフォン専用サイトより選定した計175の広告スペース(2011年11月現在)。スマートフォン端末(OS別)を利用し、広告素材(主にバナー広告)を取得し、リンク先情報も含めてデータベース化した。主な集計項目は、広告主名、銘柄名、素材別での出稿状況、調査対象アプリ/サイト別での広告出稿状況など。
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