ランチをきっかけに新しい出会いを見つける――そんな新しいお昼の文化を作ろうと10月に始まった「ソーシャルランチ」。サービス開始から2カ月でユーザー数1万5000人以上を獲得し、ランチ成立は500組。約2000人が出会ったことになる。サービスを運営するシンクランチは12月14日、iPhoneアプリ版ソーシャルランチの提供を開始した。
iPhoneアプリでも基本的な使い方は変わらない。ログイン後にペアをまだ組んでいない場合、提案されるユーザーの中から1人を選んでペア申請をする。ランチペアの提案もアプリのプッシュ機能で通知されるため、メールでたびたび届いてスパムのようになる状態も防げる。なお、ソーシャルランチはFacebookアカウントを持っていることが前提のサービスだ。
ところでソーシャルランチはどういう人たちが使っているのだろうかか? シンクランチ代表取締役副社長の上村康太氏は、「当初はもっと営業目的の人が多くなると思っていた」と振り返る。だが、10月の正式オープン時にペア制度を導入したことで、「純粋に新しい人と繋がりたい」「昼の時間をただ食事のために使いたくない」というユーザーが増えたそうだ。
こういったユーザーが増えた結果、さまざまな出会いが生まれているという。たとえばあるスタートアップの経営者は、シェアオフィスを運営する会社とソーシャルランチで出会い、入居を決めた。
シンクランチでは、ランチの成立数、成立確率向上を目指し、マッチングロジックなどの改良を進めている。ペア間の共通の友人を表示したりするだけでも、成立する確率は上昇するそうだ。「FacebookのLike(いいね)を関係させたり、使えば使うほど興味がある人たちが出てくるようになっている。複数のロジックを組み合わせていろいろ試しているところ」(上村氏)
“ソーシャル×食事”を軸に新たな人と出会うサービスは続々登場している。チップス・コミュニケーションも9月に「GoGoLunch」を公開。PC版に加えてiPhone、Androidでアプリを提供している。また、「Retty」や「Spoon!」、「SnapDish」、「miil」、「食べラ」など、食事の写真や店舗情報を共有するサービスも多数登場している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス